安全運転のポイント

  • 販売営業 水島

2025.04.01

自転車は日常生活に欠かせない便利な乗り物として、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で利用されていますが、
その一方で自転車の関わる交通事故も多く発生しています。
そこで今回は、年齢層別にみた自転車の交通事故発生状況や違反行為の特徴と自転車との事故防止のポイントについてまとめてみました。

 〇 自転車との事故防止のポイント
  
 自転車との事故を防止するためには、「交通の方法に関する教則」に掲げられている
 次の事項を遵守することが基本となります。
 ①自転車は車両の一種であり、原則として車道を通行することとされています。
 自転車は、不安定であり、運転者の身体を防護する機能がないという構造上の特性
 を持つているので、車道を通行する自転車の安全に十分配慮しましよう。
 ②追越しなどのため自転車のそばを通るときは、自転車のふらつきなどを予想し、
 自転車との間に自転車との間に安全な間隔を空けるか、徐行しなければなりません。
 ③道路に面した場所に出入りするため歩道や路側帯や自転車道を横切る場合には、
 その直前で一時停止をし、自転車がいないかを確かめるようにしましよう。
 ④交差点を通行するときは、交差する道路や交差点内を通行する自転車との衝突や、
 左側を通行している自転車の巻き込みなどに十分注意するとともに、
 自転車の運転者が自動車の存在を認識しているかどうか確認しながら通行するようにしましよう。

 〇 中学校や高等学校周辺の見通しの悪い場所は要注意
 令和5年の交通統計では、交通事故に関わる自転車の違反行為で三番目に多いのが「一時不停止」でしたが、
 年齢層別に見ると、最も多いのが「16~19歳」の510件、次いで「13~15歳」の304件となっています。
 両者を合わせると814件となりますが、「一時不停止」全体の件数は2,496件ですので、
「13~19歳」の占める割合は32.6%、約3分の1を占めています。「13~19歳」の年齢層は、
 中学生、高校生の年代に重なりますので、自転車通学が
 認められている中学校や高等学校周辺の見通しの悪い場所を登下校の時間帯に走行するときは
 十分な注意が必要で、自車側の道路に一時停止の義務がない場合でも一時停止するなどの慎重な運転を心がけましょう。

 〇 後方から自転車に接近する時は、自転車は車に気づいていないと考える
  高齢者の場合、聴力の低下などにより後方から車の接近に気づかない可能性があります。
  また、高齢者でなくてもスマートフォンなどを操作している場合や
  イヤホンを装着している場合には車に気づかない可能性があります。
  後方からの接近時は速度を落とすとともに自転車の動きに十分注意しましょう。

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